iPhoneXRをすでに買っている方からすると面白くないニュースになるかも知れません。
AppleのiPhoneXRを販売する大手キャリアのドコモ、au、ソフトバンクが、販売価格を下げることになるようです。
iPhoneXRが登場してからは、過去最高のiPhone、新型iPhoneのベストバイなどともてはやされましたが、ふたを開けてみると販売不振に陥っていました。
今回は、iPhoneXRが大手キャリアで値下げされる理由について調べてみたいと思います。
それでは早速見ていきましょう。
iPhoneXRの販売状況
iPhoneXRは、2018年の新型iPhoneで先に発売されたiPhoneXS、iPhoneXSMaxから遅れて最後のモデルとして登場しました。
廉価モデルのiPhoneSEが販売中止となり、後釜の廉価モデルとして登場しましたが、iPhoneXSシリーズと同じCPUを搭載するなど、性能面で妥協のない製品で、iPhone5c以来となる全6色のカラフルなラインアップも話題になりました。
予約から低調
iPhoneXRは、iPhoneXSを見送って発売されるのを待っていた人が多いので予約が殺到すると考えられていました。
しかし、2018年10月19日の予約開始日はもちろん、開始から数日経っても予約完売とならないモデルがありました。
iPhoneの予約が1日で完売しないことは今までなかったので、iPhoneXRの販売はかなり低調になるのではないかと言われていました。
レビューでは絶賛
iPhoneXRの発売が近づくと、レビュー記事がいろいろなサイトに掲載されましたが、どれもコストパフォーマンスの良さなど、iPhoneXRを絶賛する内容でした。
予約が低調であっただけに、高評価のレビューを掲載することで販売台数を押し上げようとしたのかもと勘繰りました。
私もiPhoneXRの128GBブルーを買いましたが、性能はiPhoneXSシリーズとほぼ同じで、カメラがシングルレンズ、画面が液晶という点を妥協できれば、10万円以下で買えるお得なiPhoneだと感じています。
販売不振でiPhoneXRを減産
予約が低調であったため、2018年10月26日の販売開始以降の販売台数が心配されましたが、予想どおり販売は低調となりました。
Appleが当初予定していた販売台数に遠く及ばないことから、iPhoneXRを減産するという報道が連日されており、減産のあおりを受けて部品製造会社が大きな損害を被っているようです。
販売不振のiPhoneXRに代わって、値下げされたiPhone8シリーズの販売が好調という結果になっています。
私は、CPUが一世代前なのにそれほど価格が変わらない旧モデルのiPhone8シリーズを買う必要は見当たらないと感じているのですが、iPhoneユーザーはホームボタンがないことに対する不安感が強いのかも知れません。
iPhoneXRを値下げする理由
iPhoneXRが値下げされるという情報は、日本ではなく海外から入りました。
Appleからの補助金で値下げ
アメリカのウォールストリート・ジャーナル紙(WSJ)によると、複数の関係者からの話として、日本の大手携帯電話会社は、早ければ来週にも「iPhoneXR」を値下げする計画であると報じています。
値下げの理由については、iPhoneXRの販売を押し上げるためAppleが日本の携帯電話会社に補助金を支給するためとしていますが、Appleからのコメントは取れていないとも報じています。
もし、Appleから補助金が支給されるとなると、今までの販売方法からは考えられないほどの大転換となります。
今まで大手キャリアで販売されるiPhoneには、Appleから販売台数のノルマが示されていると言われてきました。
大手キャリアでは販売台数のノルマを達成するため機種代金の実質割引となる制度がありましたが、機種代金と通信料金の分離という総務省からの指導に従って、機種代金の毎月の割引が無くなっているキャリアもあります。
2018年に販売されたiPhoneXS、iPhoneXSMax、iPhoneXRの3機種は、機種代金が高額なため毎月の割引がないと買いにくくなるのは当然のことで販売台数が伸び悩んでいます。
AppleがiPhoneXRを減産することに対して、部品製造会社や組み立てを担当する会社から批判されていることもあり、販売台数を確保するため、補助金を設定するのかも知れません。
iPhoneXRは値下げで売れるか
iPhoneXRが大手キャリアでどれくらい値下げされるのかは明らかになっていません。
価格を下げすぎるとiPhone8シリーズとのバランスが崩れるので、大幅な値下げはないでしょう。
ただ、1万円程度の値下げでは、劇的に販売台数を押し上げるということはないと私は考えています。
販売台数を増やすには、以前の「MNPで一括0円」が手っ取り早いのですが、今の状況では期待できません。
iPhoneXRは、iPhone5cと同じように不人気機種のレッテルを貼られてしまうのではないでしょうか。
まとめ
今回は、大手キャリアが早ければ来週にもiPhoneXRを値下げするかも知れないニュースを紹介しましたが、いかがでしたか。
Appleの自信作であったはずのiPhoneXRが補助金を出さざるを得ないほどの販売不振になるとは想像できませんでしたね。
iPhoneSEの後継モデルを作らずにiPhoneXRで儲けようとしたのは、ユーザーのニーズをきちんと把握していないAppleの失敗と言えるでしょう。
補助金を出して値下げさせるぐらいなら、はじめから価格を下げていれば、もっと売れていたのではないでしょうか。
大手キャリアでiPhoneXRを購入しようと考えている方にとっては、安く買えるチャンスになるので3連休で買いに行くのは少し待ってみてください。
iPhoneXRは持っている私からするとおすすめの機種なので、ぜひ使ってみてください。
今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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